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執筆者の写真住空間のトータルアドバイザー 三浦 真実

開拓の歴史と家造り


最近郷土史に関心を持つようになり、仕事柄、古民家が面白くて、最近は機会があれば見学したりしています。前回のブログで解体現場を見ることのできた「ワクノウチ造り」(富山県砺波地区に特徴的な民家)と呼ばれる民家が開拓の村にもあって、こちらは今風に改造されることなく、ありし日の姿そのままに復元されていますが、今日はその造りについてもう少し詳しく知ることができました。


解体現場であまり日が射さないような向きに建てられていた(後年90度回転させたそうですが)ことが不思議でしたが、砺波地区では冬の季節風の直撃を避けるために東を正面にし、南北と西側には木を植えていたという説明で腑に落ちました。北海道では気候風土が違うにも関わらず、故郷の建築様式をそのまま持ち込んだのには、故郷に対する想いもあったのでしょうか。

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